• ストレスの村1話

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    2026/6/11

    # ストレスの村

    ストレスの村には、
    特別な悪人はいない。

    ただ、失礼なことをしても、
    失礼だと言われない人がいる。

    ワガママを通しても、
    ワガママだと言われない人がいる。

    人の時間を奪っても、
    人の気持ちを雑に扱っても、
    なぜか「仕方ないよね」で済まされる人がいる。

    そして、その横で、
    言わない人たちが少しずつ疲れていく。

    怒っているわけじゃない。
    嫌いになりたいわけでもない。
    でも、毎回ちょっとずつ削られる。

    返事の仕方。
    約束の扱い方。
    人への頼み方。
    自分だけ許されると思っている態度。

    それが積もって、
    村全体の空気が重くなる。

    でも、ストレスの村では、誰もそれを言わない。

    言った人が悪者になるから。

    「そんなつもりじゃない」
    「気にしすぎ」
    「昔からこうだから」
    「悪気はないから」

    この言葉で、だいたい全部流れていく。

    でも、本当は違う。

    悪気がないなら、
    なおさら直した方がいい。

    知らずに人を疲れさせているなら、
    知った時点で変えた方がいい。

    それだけの話。

    光とか闇とか、
    欲とか愛とか、
    そういう大きな話の前に、

    ただ失礼だった。
    ただ雑だった。
    ただ人の時間を軽く見ていた。
    ただ自分だけ許されると思っていた。

    そこまで見えると、かなり現実は軽くなる。

    原因がはっきりするから。

    「あの人は闇が深い」じゃなくて、
    「普通に無礼だったんだね」で終わる。

    「この関係には学びがある」じゃなくて、
    「付き合う理由がないね」で終わる。

    「いつか分かってくれる」じゃなくて、
    「分かる気がない場所から離れよう」で終わる。

    ストレスの村から出る時、
    大きな儀式はいらない。

    ただ、気づけばいい。

    自分が我慢して支えていたものは、
    愛ではなく、ただの放置だったかもしれない。

    優しさで包んでいたものは、
    相手の無礼を延命していただけかもしれない。

    そして、もう言っていい。

    「それ、結構失礼だよ」

    「その態度、いつ現実に戻るん?」

    「私はそれに付き合う理由ないです」

    これを言えるようになると、
    ストレスの村は終わり始める。

    村人Aも、
    村人Bも、
    気づかないふりをしていた人たちも、
    それぞれ自分の現実へ帰るしかなくなる。

    大変だね、真実って。

    でも、真実は怖いものじゃない。
    ちゃんと見たら、むしろ軽い。

    誰かを裁くためじゃなくて、
    もう同じ村に住まないためにある。

    ストレスの村、完。

    次は、
    自分の光で普通に楽しく暮らせる場所へ。

    波乗りでいこう🏄‍♀️🎇