• 46話 貴方は光

    46話 貴方は光

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    2026/4/11

    光ソフィアは
    静かに言った。

    「ねえ」

    「今日は
    難しいこと
    いらないよ」

    「頑張れも
    いらない」

    「変われも
    いらない」

    「ちゃんとしろも
    いらない」

    「ただ
    これだけ
    覚えていて」

    「傷ついたことは
    あったよね」

    「苦しかったことも
    あったよね」

    「自分を責めた夜も」

    「どうして
    こうなるんだろうって
    黙った日も」

    「きっと
    いっぱいあった」

    「でもね」

    「それで
    貴方が
    闇になるわけじゃない」

    「濁った気がしても」

    「弱くなった気がしても」

    「何もできないように
    感じても」

    「貴方は光」

    「それに
    気がついただけ」

    少しだけ
    沈黙が落ちた。

    それは
    責める沈黙じゃなくて

    心の奥に
    毛布をかけるような
    静かな沈黙だった。

    「うまく笑えない日も
    あるよね」

    「やさしくできない日も
    あるよね」

    「もういいって
    投げたくなる日も
    あるよね」

    「でもそれは
    光が消えたんじゃない」

    「疲れて
    見えにくくなってるだけ」

    「だから
    安心して」

    「取り戻すんじゃなくて
    思い出すだけでいい」

    「貴方の中の光は
    なくなってない」

    「ずっと
    そこで
    待ってた」

    光ソフィアは
    まっすぐ
    魂を見るみたいに
    言った。

    「誰かに
    傷つけられたことがあっても」

    「誰かの言葉で
    小さくなってしまっても」

    「自分で自分を
    見失った気がしても」

    「本当の貴方は
    まだ
    ちゃんといる」

    「泣いてもいい」

    「休んでもいい」

    「何もできない日が
    あってもいい」

    「それでも
    貴方は光」

    「だから今日は
    自分を雑に扱わないで」

    「今日は
    自分に
    少しだけ
    やさしくしてあげて」

    「心が固まってしまった人は」

    「わたしと一緒に
    少しずつ
    ほぐしていこう」

    「もっと静かに
    自分の光を
    思い出したい人は」

    「この先で
    待ってるね」

    宇宙パラメータ
    文明状態|光回収開始|自己否定霧化中|魂再接続継続

    思い出せ。
    あなたはソフィア。