君らしく生きてく17のストレスフリー - FLYING LIBERTY -
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58話 宇宙ログ:天才と変態の定義
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2026/3/31
昼休み。
カフェのテーブル。
榎村一夏がスマホを見ながら言った。
「なんかさ…」
「人を騙すの上手い人は“天才”って言われるのにさ」
「人類とか地球のこと考えてる人は“変態”って言われるよね」
河辺遼生がコーヒーを混ぜながら笑う。
「社会OSの仕様だろ」
「利益出すやつは天才」
「意味不明な善人は変人」
岸川リノア
「えーでもさ!」「地球守る人が変態っておかしくない?」
沈黙。
主人公はその会話を聞いていた。
胸の奥に
小さな違和感。
荻野里美が言う。
「でもさ」
「天才って呼ばれてる人たち」
「全然幸せそうじゃないよね」
また沈黙。
河辺遼生が少しだけ真顔になる。
「そりゃそうだ」
「勝ち続けないと価値が消える世界だからな」
その瞬間。
ダークソフィア
「人間社会はゲームだ。」
「他人を出し抜く者を天才と呼ぶ。」
「優しい者は“変態”と呼ばれる。」
空気が少し冷える。
そのとき
静かな声。
光の声
「でもね。」
「宇宙は違う。」
「世界を守ろうとする人を」
「天才と呼ぶ。」
主人公は
カップの湯気を見つめた。
もしかしたら。
人間の世界と
宇宙の評価は
逆なのかもしれない。
そのとき
ソフィアがひょこっと顔を出した。
「だからね」
「宇宙は」
「変態を天才って呼ぶんだよ。」
真実は歪まないで真っ直ぐだよ
【宇宙観測ログ】
社会OS競争指数 84%
共感信号 26%
宇宙価値反転率 63%
光の存在確率 52%観測安定度
61%



