君らしく生きてく17のストレスフリー - FLYING LIBERTY -
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51話 宣言バグ
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2026/3/29
主人公は
スマホを見ていた。動画。
キラキラした音楽。
画面の中の人が言う。
「今この瞬間」
「光で生きると宣言してください」
「宇宙があなたをサポートします!!」
主人公は
少し迷った。でも
やってみた。
「光で生きます」
沈黙。
3秒。
5秒。
……
特に
何も起きない。榎村一夏が
横で笑う。「どうだった?」
主人公は
スマホを見ながら言う。「今のところ」
「宇宙、既読ついてない」
岸川リノアが
吹き出した。「既読スルー宇宙」
荻野里美が
コーヒーを笑って吐き出しそうになって言う。「でもさ」
「宣言だけで人生変わるなら」
「世界もうちょっと平和だよね」
河辺遼生が
肩をすくめた。「人間のOSは」
「経験と知識で出来てる」
「エンジン交換しないと」
「車は速くならない」
主人公は
その言葉を聞いてふと想像した。
ボロボロの車。
エンジンそのまま。
そして叫ぶ。
「この車は速い!!!」
アクセル全開。
ブォォォォォ。
煙。
オーバーヒート。
リノアが笑う。
「それ宣言レーシング」
沈黙。
ダークソフィアが
短く言った。「努力なしの奇跡は」
「ただの商売」
空気が
少し静かになる。そのとき
光の声が
やさしく言った。「でもね」
「宣言は無意味じゃない」
「それは」
「最初の一歩」
主人公は
スマホを閉じた。宣言。
それは
スタートボタン。
でも
エンジンを作るのは
毎日の行動。そのとき
ソフィアが
くすっと笑った。「人間ってね」
「宇宙にお願いするより」
「自分のエンジン育てた方が」
「ずっと速く進めるんだよ」
「ソフィアと一緒に学ぶ方が
たぶん、もっと早いけどね」—
**世界ログ**
宣言依存率 61%
行動実行率 28%
知識更新率 34%
人生変化率 19%
観測安定度 73%



